メールサーバー

個人法人VPS専用代理店

メールサーバーの仕様と、メールのセキュリティに関するご説明をいたします。

メールアドレスについて
特別なメールアドレスについて

postmasterとnobodyのメールアドレス (postmaster@ドメイン名とnobody@ドメイン名) は、管理者のユーザーIDに必ず届くように設定されていますので、お客様で作成することはできません。

メールサーバーについて

お客様のご契約しているコースによって、メールサーバーの機能に以下の違いがあります。

ビジネス・パーソナルシリーズ
機能ALmaLinux 9系CentOS 7系CentOS 6系CentOS 5系
SMTPサーバーPostfix
POPサーバーDovecotQpopper
メール受信方法POP / POP over SSL
IMAP / IMAP over SSL
POP / POP over SSL
IMAP ※1 / IMAP over SSL ※1 (有償オプション)
キャッチオール ※2

※1 CentOS 6/5系のサーバーをご利用のお客様がIMAPやIMAP over SSLを利用するには、法人向けサービス専用サーバー・マネージドVPSの有償オプションの契約が必要です。

※2 @マークの前がどんな名前であってもメールを受け取ることができる機能。

メール受信方法について

SPPDレンタルサーバーでは、メール受信の方法として、POP/POP over SSL と IMAP/IMAP over SSL(※3)に対応しています。

POP / POP over SSL
従来からの一般的なメール受信方法です。POP/POP over SSLでは、サーバーに届いたメールをメールソフトに取り込んで保存します。そのため、メールを取り込んだクライアント以外からメールを読むことはできません。サーバーに届いたメールを一定期間残しておくことで、複数の環境にメールを取り込むこともできます。

CentOS5系のサーバーでは、サーバーに保存しているメールの量が多くなりますと、メール受信時にサーバーに負荷がかかる場合があります。サーバーにメールを溜めすぎないようにご協力をお願いいたします。

※ APOPは、CentOS5系で、かつ、専用サーバー(Linux)・マネージドVPSでIMAPオプションを利用していない方のみ利用可能です。POP over SSLは、全てのサービスで利用可能です。

IMAP / IMAP over SSL(※3)
IMAP/IMAP over SSLでは、受信メールは常にサーバーに保存され、メールボックスの一覧だけをクライアントに表示します。必要に応じてクライアントからメールサーバーにアクセスし、メールを確認しますので、モバイル環境での利用に適しています。

※3 IMAP/IMAP over SSLは、AlmaLinux9系とCentOS7系のサーバーでは標準機能ですが、CentOS6/5系では、専用サーバー・マネージドVPSのみの有償オプションで、共用サーバーでは利用できません。

メールボックスの容量について

1アカウントごとのメールボックスの容量には以下の制限があります。

1アカウント当たりのメールボックス容量制限(Linux)
コースの種類AlmaLinux9系CentOS7/6系CentOS5系
個人向け共用サーバー512MB384MB224MB
法人向け共用サーバー768MB512MB272MB
代理店制度 共用サーバー・
マネージドVPS
512MB ※384MB ※196MB ※
代理店制度 専用サーバー512MB ※512MB ※196MB ※
法人向け専用サーバー・
マネージドVPS
無制限

※ 代理店制度マネージドVPS・専用サーバーでは、ご依頼により制限値の増減や、制限設定をしていない場合があります。

メール1通あたりの容量には以下の制限があります。

1通当たりのメール容量制限(Linux)
サービスの種類AlmaLinux9系CentOS7/6系CentOS5系
個人向け共用サーバー100MB100MB64MB
法人向け共用サーバー100MB100MB64MB
法人向け専用サーバー・
マネージドVPS
128MB (カスタマイズ可)
代理店制度100MB100MB ※64MB ※

※ 代理店制度マネージドVPS・専用サーバーでは、ご依頼により制限値の増減や、制限設定をしていない場合があります。

外部のメールサーバーをご利用になる場合について

法人向けサービスと代理店制度をご利用のお客様に限り、有償となりますが、弊社DNSのレコード(ZONE)を変更することで、外部のメールサーバーを利用することが可能です。詳細につきましては「独自ドメイン」の「DNSのレコード(ZONE)、及び、レコードの編集について」をご確認下さい。

メールウィルス駆除・スパムフィルターについて
メールセキュリティについて

SPPDレンタルサーバーでは、メール送受信におけるセキュリティを高めるための各種プロトコルに対応しています。

サブミッションポートとSMTP認証による送信について

アウトバウンドポート25ブロッキングを行っているプロバイダを利用されている場合は、通常のSMTPポート(25番)でのメールの送信ができませんので、サブミッションポート(587番)を使ったメール送信か、後述のSMTP over SSLを利用したメール送信の設定が必要です。

サブミッションポートでメールを送信する場合は、SMTP認証(SMTP_AUTH)による認証が必要です。SMTP認証のパスワードはそのユーザーIDのログインパスワードと同一です。認証方法としてPLAINとLOGINに対応しています。

メール送信時のセキュリティ(SMTP over SSL)について

SMTP over SSLを利用することが可能です。SMTP over SSLを利用する場合は、TCPポート番号465番をご利用ください。STARTTLS機能は利用できません。SMTP over SSLでの接続時には、SMTP認証(SMTP_AUTH)による認証が必要です。SMTP認証のパスワードはそのユーザーIDのログインパスワードと同一です。認証方法としてPLAINとLOGINに対応しています。

TLSのバージョンとしては、TLS1.2に対応しており、AlmaLinux 9系では、加えてTLS 1.3にも対応しています。TLS1.1以下やSSL3.0には対応していません。

SMTP over SSL(TLS1.2以降)に対応したメールクライアントが必要です。

メール受信時(POP/IMAP)のセキュリティについて

POP、及び、IMAPのご説明ページをご参照下さい。

各メールソフトのセキュリティ対応状況
各メールソフトのセキュリティ対応状況
メールソフト名APOP ※1SMTP over SSLPOP over SSLIMAP over SSL ※2
Outlook 2016×
Outlook 2019×
Windows10 標準メールソフト××××
Thunderbird 115×
Becky! Internet Mail 2
AL Mail32×
MacOS Mail(Sonoma)××
iOS 15以降
iPad OS 10以降
Android4.4×

※1 APOPは、OSがCentOS5系で、専用サーバー(Linux)・マネージドVPSのIMAPオプションを利用していない方のみ利用可能です。

※2 IMAP over SSLは、AlmaLinux9系とCentOS7系のサーバー、もしくはCentOS5/6系の専用サーバー(Linux)・マネージドVPSにオプションでIMAPをインストールした場合のみ利用可能です。

メールの送受信でトラブルが発生した場合はこちら