メールソフトの設定/Outlook 2000
マイクロソフト社のMicrosoft Outlook 2000の設定方法をご案内いたします。
Outlook 2000 メール設定方法
- アカウント作成方法(587番ポートまたは25番ポートを利用した送信と、受信の設定方法)
- サブミッションポートの設定方法(587番ポートを利用した送信の設定方法)
- POP over SSLの設定方法
- SMTP over SSLの設定方法
※Outlook 2000 は「APOP」には対応しておりません。Cent OS5系のビジネス・パーソナルシリーズのサーバーを利用している方でIMAPオプションご利用者以外は、ユーザーページ:パスワードの設定でAPOPの設定ができますが、APOPを「利用する」に変更されている方は、「利用しない」ように切り替えてください。
Outlook 2000 アカウントの作成
1.インターネットアカウント画面を開きます。
Microsoft Outlook 2000 を起動し、「ツール」→「アカウント」メニューをクリックします。
- 図1.ツールメニュー
2.「追加」→「メール」を選択します。
「インターネットアカウント」画面が表示されたら、右側にある「追加」ボタンをクリックして「メール」を選択します。
- 図2.追加メニュー
3.表示名を入力します。
メールで差出人の所に表示されるお名前をご自由に記入して下さい。
- 図3.表示名
4.電子メールアカウントを入力します。
メールで差出人として、実際に利用するメールアドレスを入力して頂きます。
- 図4.電子メールアカウント
5.電子メール サーバー名を入力します。
受信メール(POP3)サーバー名 と 送信メール(SMTP)サーバー名 記入して下さい。(各サーバー名は、レンタルサーバー登録通知書のメールに記載されております。)
- 図5.電子メール サーバー名
6.ユーザーID(アカウント名)とパスワードを入力します。
レンタルサーバー登録通知書に記載されている、ユーザーID(アカウント名)とパスワードを入力します。
- 図6.インターネット メール ログイン
7.接続方法の選択。
インターネットへの接続方法の画面が出ましたら、ご使用環境を確認して選択してください。
- 図7.インターネット接続方法
8.設定完了。
以上でメールの設定が完了致しました。ここまでの設定で、25番ポート(SMTPポート)を利用した送信と、110番ポート(POP3ポート)を利用したメールの送受信は可能ですが、国内の主なプロバイダでは「ポート25ブロッキング」が実施されていることにより、標準の25番ポートでのメール送信ができません。引き続き、メール送信ポートをサブミッションポート(587番ポート)へ変更する設定を行ってください。
【25番ポートでメールを送信する場合のご注意】
SPPDレンタルサーバーでは、POP befor SMTP 機能により、25番ポートでメールを送信する場合は、あらかじめ「受信」を行う必要があります。Outlook 2000 では「受信」のみのボタンがないものもありますので、その場合は、[送受信]ボタンを押します。 [送受信]ボタンを押すと、最初の1度目は必ず「送信」がエラーとなります。ただし「受信」は正常に完了しているので、このあともう一度 [送受信]ボタンを押す事で、正常に「送信」が行われます。
- 図8.設定完了
サブミッションポートの設定
9.サブミッションポート設定開始
メール送信ポートを標準の25番ポートからサブミッションポート(587番ポート)に変更します。また、メールの送信時にもパスワード認証が必要な「SMTP認証(SMTPAUTHとも言います)」の設定を行う必要があります。
※ 「ポート25ブロッキング」を行われていないプロバイダのプランをご利用の方は、サブミッションポートの設定を行わなくても構いませんので、16へお進みください(9〜15の設定は不要です)。詳しくは、ご利用のプロバイダにお問い合わせください。
サービス画面を開きます。
Microsoft Outlook 2000 を起動し、「ツール」→「サービス」メニューをクリックします。
- 図9.ツールメニュー
10.メールの「プロパティ」を開きます。
「サービス」画面が表示されたら、「サービス」タブの中にあるご自分のインターネット電子メール(SPPDメール)をクリックし、「プロパティ」をクリックします。
- 図10.サービスメニュー
11.サーバーのポート番号を編集します。
「詳細設定」タブをクリックし、サーバーのポート番号の送信メール(SMTP)を「587」と入力して「適用」ボタンをクリックしてください。
※ 「サーバーにメッセージのコピーを置く」については、サーバーのディスク容量が有限のためチェックを外してご利用ください。チェックを入れる場合、「サーバーから削除する」の期間をなるべく7日以内に設定頂くようお願い致します。
- 図11.送信メール(SMTP)設定
12.送信メールサーバー認証を編集します。
「サーバー」タブをクリックし、送信メールサーバーの「このサーバーは認証が必要」にチェックマークを入れて「設定」ボタンをクリックしてください。
- 図12.送信メールサーバー認証設定
13.送信メールサーバーの設定を編集します。
「送信メールサーバー」画面が表示されたら、ログオン情報の「受信メールサーバーと同じ設定を使用する」にチェックマークを付けて「OK」ボタンをクリックします。
- 図13.送信メールサーバー設定
14.送信メールサーバーの編集を終了します。
設定が完了したら「適用」ボタンをクリックし、「OK」ボタンをクリックしてください。
- 図14.送信メールサーバー認証設定
15.編集を終了します。
「サービス」画面が表示されたら、「OK」ボタンをクリックして編集は完了です。
- 図15.サービス画面表示
16.メール送受信を実行
下記の画面から、メールの送受信ボタンを押してみましょう。特にエラーが出なければ、メールの送受信が可能となっております。
- 図16.送受信
SPPDレンタルサーバーでは、POP befor SMTP 機能により、メールを送信する場合は、あらかじめ「受信」を行う必要があります。Outlook Expressでは「受信」のみのボタンがないものもありますので、その場合は、[送受信]ボタンを押します。 [送受信]ボタンを押すと、最初の1度目は必ず「送信」がエラーとなります。ただし「受信」は正常に完了しているので、このあともう一度 [送受信]ボタンを押す事で、正常に「送信」が行われます。
POP over SSLの設定方法(任意)
メール受信時の通信を暗号化する「POP over SSL」を利用する場合の設定方法をご案内します。
※ ここまでの設定で、通常のメール送受信は可能です。「POP over SSL」を利用される方のみ任意で設定してください。
17.「POP over SSL」を利用する場合の設定
Microsoft Outlook 2000 を起動し、メニューバーの「ツール」→「サービス」メニューをクリックします。
- 図17.ツールメニュー
18.メールの「プロパティ」を開きます。
「サービス」画面が表示されたら、「サービス」タブの中にあるご自分のインターネット電子メールをクリックし、「プロパティ」をクリックします。
- 図18.サービスメニュー
19.サーバーのポート番号を編集します。
「詳細設定」タブをクリックし、サーバーのポート番号の受信メール(POP3)を「995」に変更し、その下の「このサーバーはセキュリティで保護された接続(SSL)が必要」にチェックマークを入れたら一番下にある「適用」ボタンをクリックし、「OK」ボタンをクリックしてください。
※ 「サーバーにメッセージのコピーを置く」については、サーバーのディスク容量が有限のためチェックを外してご利用ください。チェックを入れる場合、「サーバーから削除する」の期間をなるべく7日以内に設定頂くようお願い致します。
- 図19.サーバーのポート番号編集
20.編集を終了します。
「サービス」画面が表示されたら、「OK」ボタンをクリックして編集は完了です。
- 図20.サービスメニュー
21.メール送受信を実行します。
メールの送受信ボタンをクリックします。
- 図21.送受信
22.証明書の警告が表示されます。
下記の警告が表示されましたら、「はい」ボタンをクリックしてください。
- 図22.セキュリティの警告
23.共用サーバーの場合は、POP3サーバー名を編集することで警告を消去することができます。
共用サーバーの場合のみ、警告を出さないように設定することができます。(専用サーバー・VPS・Windows共用サーバーや代理店制度では設定ができません。) まず、お客様のドメインがどの共用サーバーに属しているかを検索する必要があります。→所属サーバーの検索方法
共用サーバー名が判明しましたら、POP3サーバー名を「共用サーバー名.sppd.ne.jp」に変更します。
「サーバー」タブをクリックし、受信メール(POP3)のサーバー名を「www4.sppd.ne.jp」に変更したら「適用」ボタンをクリックし、「OK」ボタンをクリックしてください。これで設定は完了です。
※ (画像内「www4.sppd.ne.jp」は、あくまでも例です。お客様によってサーバー名が異なりますのでご注意ください。)
- 図23.プロパティメニュー(サーバー)
※ SPPDレンタルサーバーでは、[POP before SMTP機能]により、POP3によるメールの受信をしてから20分間だけメールの送信が可能ですが、[POP over SSL]での受信動作では送信可能になりません。そのため、メール送信の際には、通常のPOP3で一旦受信を行っていただくか、このページの中ほどに記載されているサブミッションポート(587番)を利用してメールを送信してください。
SMTP over SSLの設定方法(任意)
メール送信時の通信を暗号化する「SMTP over SSL」を利用する場合の設定方法をご案内します。
※ ここまでの設定で、通常のメール送受信は可能です。「SMTP over SSL」を利用される方のみ任意で設定してください。
24.「SMTP over SSL」を利用する場合の設定
Microsoft Outlook 2000 を起動し、メニューバーの「ツール」→「サービス」メニューをクリックします。
- 図24.ツールメニュー
25.メールの「プロパティ」を開きます。
「サービス」画面が表示されたら、「サービス」タブの中にあるご自分のインターネット電子メールをクリックし、「プロパティ」をクリックします。
- 図25.サービスメニュー
26.サーバーのポート番号を編集します。
「詳細設定」タブをクリックし、サーバーのポート番号の送信メール(SMTP)を「465」に変更し、その下の「このサーバーはセキュリティで保護された接続(SSL)が必要」にチェックマークを入れたら一番下にある「適用」ボタンをクリックし、「OK」ボタンをクリックしてください。
※ 「サーバーにメッセージのコピーを置く」については、サーバーのディスク容量が有限のためチェックを外してご利用ください。チェックを入れる場合、「サーバーから削除する」の期間をなるべく7日以内に設定頂くようお願い致します。
- 図26.サーバーのポート番号編集
27.編集を終了します。
「サービス」画面が表示されたら、「OK」ボタンをクリックして編集は完了です。
- 図27.サービスメニュー
28.メール送受信を実行します。
メールの送受信ボタンをクリックします。
- 図28.送受信
29.証明書の警告が表示されます。
下記の警告が表示されましたら、「はい」ボタンをクリックしてください。
- 図29.セキュリティの警告
30.共用サーバーの場合は、SMTPサーバー名を編集することで警告を消去することができます。
共用サーバーの場合のみ、警告を出さないように設定することができます。(専用サーバー・VPS・Windows共用サーバーや代理店制度では設定ができません。) まず、お客様のドメインがどの共用サーバーに属しているかを検索する必要があります。→所属サーバーの検索方法
共用サーバー名が判明しましたら、SMTPサーバー名を「共用サーバー名.sppd.ne.jp」に変更します。
「サーバー」タブをクリックし、送信メール(SMTP)のサーバー名を「www3n.sppd.ne.jp」に変更したら「適用」ボタンをクリックし、「OK」ボタンをクリックしてください。これで設定は完了です。
※ (画像内「www3n.sppd.ne.jp」は、あくまでも例です。お客様によってサーバー名が異なりますのでご注意ください。)
- 図30.プロパティメニュー(サーバー)