Windows98〜XP用のメールソフトであるマイクロソフト社のOutlook Express 6 の設定方法をご案内いたします。
Outlook Express 6 メール設定方法
- アカウント作成方法(25番ポートを利用した送信と、受信の設定方法)
- サブミッションポートの設定方法(587番ポートを利用した送信の設定方法)
- POP over SSLの設定方法
- SMTP over SSLの設定方法
※Outlook Express 6 は「APOP」には対応しておりません。Cent OS5系のビジネス・パーソナルシリーズのサーバーを利用している方でIMAPオプションご利用者以外は、ユーザーページ:パスワードの設定でAPOPの設定ができますが、APOPを「利用する」に変更されている方は、「利用しない」ように切り替えてください。
Outlook Express 6 アカウント作成方法
1.インターネットアカウント画面を開きます。
Outlook Express6 を起動し、「ツール」→「アカウント」メニューをクリックします。
- 図1.ツールメニュー
2.「追加」→「メール」を選択します。
「インターネットアカウント」画面が表示されたら、右側にある「追加」ボタンをクリックして「メール」を選択します。
- 図2.追加メニュー
3.表示名を入力します。
メールで差出人の所に表示されるお名前をご自由に記入して下さい。
- 図3.表示名
4.電子メールアカウントを入力します。
メールで差出人として、実際に利用するメールアドレスを入力します。
- 図4.電子メールアカウント
5.電子メール サーバー名を入力します。
「レンタルサーバー登録通知書」に記載されている受信(POP3)メールサーバー名 と 送信(SMTP)メールサーバー名を記入して下さい。
- 図5.電子メール サーバー名
6.ユーザーID(アカウント名)とパスワードを入力します。
「レンタルサーバー登録通知書」に記載されている、ユーザーIDとパスワードを入力します。
- 図6.インターネット メール ログイン
7.アカウントの作成完了。
以上でアカウントの作成が完了致しました。ここまでの設定で、25番ポート(SMTPポート)を利用した送信と、110番ポート(POP3ポート)を利用したメールの送受信は可能ですが、国内の主なプロバイダでは「ポート25ブロッキング」が実施されていることにより、標準の25番ポートでのメール送信ができません。引き続き、メール送信ポートをサブミッションポート(587番ポート)へ変更する設定を行ってください。
【25番ポートでメールを送信する場合のご注意】
SPPDレンタルサーバーでは、POP befor SMTP 機能により、25番ポートでメールを送信する場合は、あらかじめ「受信」を行う必要があります。Outlook Expressでは「受信」のみのボタンがないものもありますので、その場合は、[送受信]ボタンを押します。 [送受信]ボタンを押すと、最初の1度目は必ず「送信」がエラーとなります。ただし「受信」は正常に完了しているので、このあともう一度 [送受信]ボタンを押す事で、正常に「送信」が行われます。
- 図7.アカウントの作成完了
サブミッションポートの設定
1.サブミッションポート設定開始
メール送信ポートを標準の25番ポートからサブミッションポート(587番ポート)に変更します。また、メールの送信時にもパスワード認証が必要な「SMTP認証(SMTPAUTHとも言います)」の設定を行う必要があります。
※ 「ポート25ブロッキング」を行われていないプロバイダのプランをご利用の方は、サブミッションポートの設定を行わなくても構いませんので、13へお進みください(8〜12の設定は不要です)。詳しくは、ご利用のプロバイダにお問い合わせください。
インターネットアカウント画面を開きます。
Outlook Express6 を起動し、「ツール」→「アカウント」メニューをクリックします。
- 図8.ツールメニュー
2.アカウントの設定をします。
「メール」タブをクリックし、続いてご利用頂いているアカウントをクリックし、右の「プロパティ」をクリックします。
- 図9.プロパティ変更メニュー
3.SMTPサーバーのポート番号の設定を行います。
「詳細設定」タブをクリックし、サーバーのポート番号の送信メール(SMTP)を「587」に変更し、一番下にある「適用」ボタンをクリックします。
※ 「サーバーにメッセージのコピーを置く」については、サーバーのディスク容量が有限のためチェックを外してご利用ください。チェックを入れる場合、「サーバーから削除する」の期間をなるべく7日以内に設定頂くようお願い致します。
- 図10.プロパティメニュー(詳細設定)
4.サーバーの認証を指定します。
「サーバー」タブをクリックし、送信メールサーバーの「このサーバーは認証が必要」にチェックマークを入れて一番下にある「適用」ボタンをクリックします。
- 図11.プロパティメニュー(サーバー設定)
5.サブミッションポートの設定完了
「OK」ボタンをクリックして設定は完了です。
- 図12.プロパティメニュー完了
6.メール送受信を実行
下記の画面から、メールの送受信ボタンを押してみましょう。特にエラーが出なければ、メールの送受信が実行されました。
- 図13.送受信
POP over SSLの設定方法(任意)
メール受信時の通信を暗号化する「POP over SSL」を利用する場合の設定方法をご案内します。
※ ここまでの設定で、通常のメール送受信は可能です。「POP over SSL」を利用される方のみ任意で設定してください。
1.「POP over SSL」を利用する場合の設定
「ツール」→「アカウント」メニューをクリックします。
- 図14.ツールメニュー
2.アカウントの設定をします。
「メール」タブをクリックし、SPPDレンタルサーバーでご利用頂いているアカウントをクリックし、右の「プロパティ」をクリックします。
- 図15.プロパティ変更メニュー
3.サーバーのポート番号の設定を行います。
「詳細設定」タブをクリックし、サーバーのポート番号の受信メール(POP3)を「995」に変更します。さらに、その下の「このサーバーはセキュリティで保護された接続(SSL)が必要」にチェックマークを入れ、一番下の「適用」ボタンをクリックし、「OK」ボタンをクリックしてください。以上で設定は完了です。
※ 「サーバーにメッセージのコピーを置く」については、サーバーのディスク容量が有限のためチェックを外してご利用ください。チェックを入れる場合、「サーバーから削除する」の期間をなるべく7日以内に設定頂くようお願い致します。
- 図16.プロパティメニュー(詳細設定)
4.メール送受信を実行します。
メールの送受信ボタンをクリックします。
- 図17.送受信
5.証明書の警告が表示されます。
下記の警告が表示されましたら、「はい」ボタンをクリックしてください。
- 図18.セキュリティの警告
6.共用サーバーの場合は、POP3サーバー名を編集することで警告を消去することができます。
共用サーバーをご利用の場合のみ、警告を出さないように設定することができます。 専用サーバー・VPS・Windows共用サーバーや代理店制度では設定ができません。まず、お客様のドメインがどの共用サーバーに属しているかを検索する必要があります。 →所属サーバーの検索方法
共用サーバー名が判明しましたら、POP3サーバー名を「共用サーバー名.sppd.ne.jp」に変更します。「サーバー」タブをクリックし、受信メール(POP3)のサーバー名を「共用サーバー名.sppd.ne.jp」に変更したら「適用」ボタンをクリックし、「OK」ボタンをクリックしてください。
※ (画像内「www4.sppd.ne.jp」は、あくまでも例です。お客様によってサーバー名が異なりますのでご注意ください。)
- 図19.プロパティメニュー(サーバー)
※ SPPDレンタルサーバーでは、[POP before SMTP機能]により、POP3によるメールの受信をしてから20分間だけメールの送信が可能ですが、[POP over SSL]での受信動作では送信可能になりません。そのため、メール送信の際には、通常のPOP3で一旦受信を行っていただくか、このページの中ほどに記載されているサブミッションポート(587番)を利用してメールを送信してください。
SMTP over SSLの設定方法(任意)
メール受信時の通信を暗号化する「SMTP over SSL」を利用する場合の設定方法をご案内します。
※ ここまでの設定で、通常のメール送受信は可能です。「SMTP over SSL」を利用される方のみ任意で設定してください。
1.「SMTP over SSL」を利用する場合の設定
「ツール」→「アカウント」メニューをクリックします。
- 図20.ツールメニュー
2.アカウントの設定をします。
「メール」タブをクリックし、SPPDレンタルサーバーでご利用頂いているアカウントをクリックし、右の「プロパティ」をクリックします。
- 図21.プロパティ変更メニュー
3.サーバーのポート番号の設定を行います。
「詳細設定」タブをクリックし、サーバーのポート番号の送信メール(SMTP)を「465」に変更します。さらに、その下の「このサーバーはセキュリティで保護された接続(SSL)が必要」にチェックマークを入れ、一番下の「適用」ボタンをクリックし、「OK」ボタンをクリックしてください。以上で設定は完了です。
※ 「サーバーにメッセージのコピーを置く」については、サーバーのディスク容量が有限のためチェックを外してご利用ください。チェックを入れる場合、「サーバーから削除する」の期間をなるべく7日以内に設定頂くようお願い致します。
- 図22.プロパティメニュー(詳細設定)
4.メール送受信を実行します。
メールの送受信ボタンをクリックします。
- 図23.送受信
5.証明書の警告が表示されます。
下記の警告が表示されましたら、「はい」ボタンをクリックしてください。
- 図24.セキュリティの警告
6.共用サーバーの場合は、SMTPサーバー名を編集することで警告を消去することができます。
共用サーバーをご利用の場合のみ、警告を出さないように設定することができます。 専用サーバー・VPS・Windows共用サーバーや代理店制度では設定ができません。まず、お客様のドメインがどの共用サーバーに属しているかを検索する必要があります。 →所属サーバーの検索方法
共用サーバー名が判明しましたら、SMTPサーバー名を「共用サーバー名.sppd.ne.jp」に変更します。「サーバー」タブをクリックし、送信メール(SMTP)のサーバー名を「共用サーバー名.sppd.ne.jp」に変更したら「適用」ボタンをクリックし、「OK」ボタンをクリックしてください。
※ (画像内「www3n.sppd.ne.jp」は、あくまでも例です。お客様によってサーバー名が異なりますのでご注意ください。)
- 図25.プロパティメニュー(サーバー)