ルート権限
SPPDレンタルサーバーは、フルマネージドとして当社でサーバーの保守管理を行うことを基本としておりますが、ルート権限をお渡しし、お客様にて管理を行って頂くことも可能です。
サーバーのルート権限のお渡し
専用サーバーは管理が大変そう……というお客様は
SPPDのサービス開始当初から好評なフルマネージドサービスをお勧めします。
ルート権限は弊社で所有し、セキュリティパッチの適用など、サーバーの保守は全て当社にて行いますので、あたかも共用サーバーを利用しているような手軽さで専用サーバーをお使い頂けます。設定変更やアプリケーションインストールは当社で代行することも可能です。
アプリケーションや設定変更を部分的に行いたい……というお客様は
あらかじめお客様から指定された内容のみroot権限で行うことができる、制限的ルート権限をお渡しします。保守管理は引き続き当社で行います。
たとえば、サーバーのシステムログの閲覧だけ行いたい、Apacheのhttpd.confの編集だけ行いたい、といったご要望にお答えいたします。
専用サーバーだからこそ目一杯使いこなしたい……というお客様は
完全にルート権限をお客様にお渡しいたします。
自由にサーバーのカスタマイズを行ったり、ソフトウェアのインストールを行っていただくことが出来ます。ただし、当社よりセキュリティパッチ情報を提供いたしますので、必ずお客様にて適用作業を行って頂くなど管理の手間は増加します。
また、監視体制は、Pingによる監視のみとなり、プロセス監視やTCP監視のご提供はできません。ルート権限をお渡ししても、バーチャルドメインの追加には制限がありますので、詳しくは営業担当までお問い合わせください。
ルート権限譲渡の条件
ルート権限をお渡しする場合は、以下の条件をお守り頂く必要があります。
- Linuxのルート権限は、su または sudo のいずれかご希望の方法によりお渡し致します。Windowsの管理者権限は管理者ユーザー名とパスワードをお渡しする形になります。
- Linuxでsudoを選択された場合を除き、ルートのパスワードを、弊社の承諾なく変更することはできません。
- Linuxでsuを選択された場合、及び、Windowsの場合、ルートのパスワードを第三者に公開することはできません。Linuxでsudoを選択された場合、sudoが可能なアカウントのパスワードを第三者に公開することはできません。
- ルートで行った作業責任は、すべてお客様が負うこととし、ルート権限での作業の結果、サーバーが起動しなくなったりアプリケーションが正常に動作しなくなった場合、弊社が行う復旧作業は、原則として弊社営業時間内のOSの再インストールのみとします。
- サーバーの保守運用・セキュリティパッチの適用は、お客様にて行ってください。弊社調査により脆弱性が確認された場合は、弊社より情報を送付致しますので、指定の期限までに速やかにご対応下さいますようお願い致します。 保守管理を怠ったことにより、弊社の運営するネットワークや他の契約者のサービスに損害を与えた場合は、お客様の責任となります。
- 弊社による保守監視サービスは、「24時間365日対応の依頼ベースのハードウェアリブート」及び「5分毎のPing監視」のみの対応となります。ルート権限によりサーバーを連続して5分以上停止する場合は、弊社営業時間内に事前連絡を行ってください。
- ルート権限でのイーサネット設定の変更、ネットワーク設定の変更、ホスト名の変更等は禁止事項です。また、バーチャルドメインの追加には制限があります。特に、IPアドレスの設定変更は、死活監視が正常に行えなくなる他、他のサーバーや上位のネットワーク機器に悪影響を及ぼす危険性があるため、行わないでください。
- Linuxのルート権限でのカーネルの設定変更、及びカーネルのバージョンアップを行うことはできません。
5・6に関しましては、お客様によってサーバー・アプリケーションの設定ファイルの変更をされない場合や、事前に設定変更について当社の同意を得た場合に限り、ルート権限をお渡ししない場合と同様、保守運用を弊社にて行う「制限的ルート権限」もご利用頂けます。(スマート・エントリーコースを除く)
データベースのroot権限だけのお渡し
LinuxOSの場合は、MySQL、および、PostgreSQLのデータベースroot権限のみお渡しすることも可能です。
WindowsOSの場合は、MySQL、および、SQL Serverのデータベースroot権限のみお渡しすることも可能です。