メールソフトの設定(POP) / Becky! Ver2の設定

RimArts社の Becky! Ver2 の設定方法(受信:POP3)をご案内いたします。

Becky! Ver2 メール設定方法(POP)

※CentOS 7系のビジネス・パーソナルシリーズのサーバーを利用している方と、CentOS6/5系の専用サーバー / マネージドVPSでIMAPオプションを利用している方でIMAPの使用をご希望の場合はIMAPの設定方法をご確認ください。

Becky! Ver2 基本設定方法(送信:587番/受信:POP3)
1.新規メールボックスの作成の画面を開きます。

Becky! Ver2 を起動し、「ファイル」→「メールボックス」→「新規作成」メニューをクリックします。

  • 図1.新規作成メニュー
  • ツールメニュー画像
2.メールボックス名を入力します。

「新規メールボックスの作成」画面が表示されますので、「名前」にメールボックス名に分かりやすい名前を入力します。「メールアドレス」にメールで差出人として、実際に利用するメールアドレスを入力します。

  • 図2.新規メールボックスの作成ダイアログ
  • 追加メニュー画像
3.設定情報を入力します。

「名前」には、メールの差出人名として表示したいお名前をご自由に記入して下さい。「メールアドレス」「POP3サーバー」「SMTPサーバー」「ユーザーID」「パスワード」を、「レンタルサーバー登録通知書」を参照し入力して下さい。

※ 「受信メールをサーバーに残す」については、サーバーのディスク容量が有限のためチェックを外してご利用ください。チェックを入れる場合、「●日後に削除」の期間をなるべく1〜7日以内に設定頂くようお願い致します。

  • 図3.基本設定
  • 基本設定画像

※ 「APOP」をご利用の場合、SMTP認証のパスワードは、APOPで設定したメール受信用のパスワードではなく、各アカウントで使用しているログイン用のパスワードになります。

4. サーバーのポート番号を編集します。

「詳細」タブをクリックし、左上の「サーバーのポート番号」のSMTPの値を「587」に変更します。

  • 図4.サーバーのポート番号編集メニュー
  • サーバーのポート番号編集メニュー画像
5. SMTP認証を編集します。

SMTP認証にチェックマークを入れ、「LOGIN」と「PLAIN」にチェックマークを入れます。SPPDの認証ユーザーIDとパスワードは、POP3のID・パスワードと同一ですので空の状態にしてください。入力が済んだらOKボタンをクリックして編集は完了です。

  • 図5.SMTP認証編集メニュー
  • SMTP認証編集メニュー画像
6.メール送受信を実行

下記の画面から、メールの送受信ボタンを押してみましょう。特にエラーが出なければ、メールの送受信が出来ました。

  • 図6.電子メールアカウント
  • 電子メールアカウント画像
SMTP25番ポートの設定方法

サブミッションポートを使用せず、25番ポートを利用する場合の設定方法です。

※ ご利用のプロバイダで「ポート25ブロッキング」が利用されていないことを確認し、設定を行ってください。

【25番ポートでメールを送信する場合のご注意】

※ SPPDレンタルサーバーでは、[POP before SMTP機能]により、POP3によるメールの受信をしてから20分間だけメールの送信が可能ですが、[POP over SSL]での受信動作では送信可能になりません。そのため、メール送信の際には、通常のPOP3で一旦受信を行っていただくか、サブミッションポート(587番)を利用してメールを送信してください。

1. メールボックスの設定の画面を開きます。

Becky! Ver2 を起動し、「ツール」→「メールボックスの設定」メニューをクリックします。

  • 図7.ツールメニュー
  • ツールメニュー画像
2. サーバーのポート番号を編集します。
  • 「詳細」タブをクリックし、左上の「サーバーのポート番号」のSMTPの値を「25」に変更します。
  • 「SMTP認証」のチェックを外し、OKボタンをクリックして編集は完了です。
  • 図8.サーバーのポート番号編集メニュー
  • サーバーのポート番号編集メニュー画像

※SPPDレンタルサーバーでは、POP before SMTP 機能により、メールを送信する場合は、あらかじめ「受信」を行う必要がありますが、Becky! Ver2の送受信ボタンは、送信の前に受信を行いますのでエラーが出ることなく正常に受信と送信が完了します。

POP over SSLの設定方法(任意)

メール受信時の通信を暗号化する「POP over SSL」を利用する場合の設定方法をご案内します。

※ ここまでの設定で、通常のメール送受信は可能です。「POP over SSL」を利用される方のみ任意で設定してください。

1.「POP over SSL」を利用する場合の設定をします。

「ツール」→「メールボックスの設定」の画面の「詳細」タブをクリックし、左上の「サーバーのポート番号」のPOP3の値を「995」と入力します。次に、その下「SSL/TLS関連」受信用を「デフォルト」に再選択すると「SSL/TLSを有効にしますか?」と表示されますので「はい」をクリックします。最後に「証明書を検証しない」にチェックマークを付けて「OK」をクリックします。
以上でPOP over SSL設定は完了です。

  • 図9.サーバーの詳細編集メニュー
  • サーバーの詳細編集メニュー画像
2.メール送受信を実行

下記の画面から、メールの送受信ボタンを押してみましょう。特にエラーが出なければ、メールの送受信が行われました。

  • 図10.電子メールアカウント
  • 電子メールアカウント画像
SMTP over SSLの設定方法(任意)

メール送信時の通信を暗号化する「SMTP over SSL」を利用する場合の設定方法をご案内します。

※ ここまでの設定で、通常のメール送受信は可能です。「SMTP over SSL」を利用される方のみ任意で設定してください。

1.「SMTP over SSL」を利用する場合の設定

「ツール」→「メールボックスの設定」の画面の「詳細」タブをクリックし、左上の「サーバーのポート番号」のSMTPの値を「465」と入力します。次に、その下「SSL/TSL関連」送信用を「デフォルト」に再選択すると「SSL/TLSを有効にしますか?」と表示されますので「はい」をクリックします。最後に「証明書を検証しない」にチェックマークを付けて「OK」をクリックします。
以上でSMTP over SSL設定は完了です。

  • 図11.サーバーの詳細編集メニュー
  • サーバーの詳細編集メニュー画像
2.メール送受信を実行

下記の画面から、メールの送受信ボタンを押してみましょう。特にエラーが出なければ、メールの送受信が行われました。

  • 図12.電子メールアカウント
  • 電子メールアカウント画像