メールサーバー

Win

メールサーバーの仕様と、メールのセキュリティに関するご説明をいたします。

メールアドレスについて
特別なメールアドレスについて

postmasterとnobodyのメールアドレス (postmaster@ドメイン名とnobody@ドメイン名) は、管理者のユーザーIDに必ず届くように設定されていますので、お客様で作成することはできません。

メールサーバーについて

お客様のご契約しているコースによって、メールサーバーの機能に以下の違いがあります。

Windows共用サーバー、及び、Windows専用サーバーでメールサーバーの設定がある場合
メールサーバーメール専用のLinux共用サーバー上で動作するPostfix と dovecot
メール受信方法POP / POP over SSL / IMAP ※1 / IMAP over SSL ※1
キャッチオール ※2

※1 IMAP/IMAP over SSLは、OSがWindows Server 2019の共用サーバー(メールサーバーのホスト名:www8wm)でのみご利用可能です。

※2 @マークの前がどんな名前であってもメールを受け取ることができる機能。

メール受信方法について

SPPDレンタルサーバーでは、メール受信の方法として、POP/POP over SSL と IMAP/IMAP over SSL(※3)に対応しています。

POP / POP over SSL
従来からの一般的なメール受信方法です。POP/POP over SSLでは、サーバーに届いたメールをメールソフトに取り込んで保存します。そのため、メールを取り込んだクライアント以外からメールを読むことはできません。サーバーに届いたメールを一定期間残しておくことで、複数の環境にメールを取り込むこともできます。
IMAP / IMAP over SSL(※3)
IMAP/IMAP over SSLでは、受信メールは常にサーバーに保存され、メールボックスの一覧だけをクライアントに表示します。必要に応じてクライアントからメールサーバーにアクセスし、メールを確認しますので、モバイル環境での利用に適しています。

※3 IMAP/IMAP over SSLは、OSがWindows Server 2019の共用サーバー(メールサーバーのホスト名:www8wm)でのみご利用可能です。

メールボックスの容量について

1アカウントごとのメールボックスの容量には以下の制限があります。

1アカウント当たりのメールボックス容量制限(Windows共用/専用)
コースの種類容量
Windows共用サーバー384MB
Windows専用サーバー384MB

メール1通あたりの容量には以下の制限があります。

1通当たりのメール容量制限(Windows共用/専用)
Windows共用サーバー100MB
Windows専用サーバー100MB
外部のメールサーバーをご利用になる場合について

法人向けサービスと代理店制度をご利用のお客様に限り、有償となりますが、弊社DNSのレコード(ZONE)を変更することで、外部のメールサーバーを利用することが可能です。詳細につきましては「独自ドメイン」の「DNSのレコード(ZONE)、及び、レコードの編集について」をご確認下さい。

メールウィルス駆除・スパムフィルターについて
メールセキュリティについて

SPPDレンタルサーバーでは、メール送受信におけるセキュリティを高めるための各種プロトコルに対応しています。

サブミッションポートとSMTP認証による送信について

アウトバウンドポート25ブロッキングを行っているプロバイダを利用されている場合は、通常のSMTPポート(25番)でのメールの送信ができませんので、サブミッションポート(587番)を使ったメール送信か、後述のSMTP over SSLを利用したメール送信の設定が必要です。

サブミッションポートでメールを送信する場合は、SMTP認証(SMTP_AUTH)による認証が必要です。SMTP認証のパスワードはそのユーザーIDのログインパスワードと同一です。認証方法としてPLAINとLOGINに対応しています。

メール送信時のセキュリティ(SMTP over SSL)について

SMTP over SSLを利用することが可能です。SMTP over SSLを利用する場合は、TCPポート番号465番をご利用ください。STARTTLS機能は利用できません。SMTP over SSLでの接続時には、SMTP認証(SMTP_AUTH)による認証が必要です。SMTP認証のパスワードはそのユーザーIDのログインパスワードと同一です。認証方法としてPLAINとLOGINに対応しています。

TLSのバージョンとしては、TLS1.2に対応しています。TLS1.1以下やSSL3.0には対応していません。

SMTP over SSL(TLS1.2以降)に対応したメールクライアントが必要です。

メール受信時(POP)のセキュリティについて

POPのご説明ページをご参照下さい。

各メールソフトのセキュリティ対応状況
各メールソフトのセキュリティ対応状況
メールソフト名APOP ※1SMTP over SSLPOP over SSLIMAP over SSL ※2
Outlook 2016×
Outlook 2019×
Windows10 標準メールソフト××××
Thunderbird 102×
Becky! Internet Mail 2
AL Mail32×
MacOS Mail(Mojave以降)××
iOS 7以降
iPad OS 10以降
Android4.4×

※1 ※2 Windows共用・専用サーバーでは、APOPとIMAP over SSLはご利用頂くことができません。

メールの送受信でトラブルが発生した場合はこちら