IIS / ASP.NET

Win

Windows共用/専用サーバーでは、WebサーバーとしてIISを採用し、Webアプリケーションの動作環境として、ASP/ASP.NETに対応しています。

IIS / ASP.NET について(Windows共用/専用サーバー)

ご利用可能なIISやASP.NETのバージョン、及び各種機能は、ご利用頂いているサーバーのOSのバージョンによって異なります。各OSごとの機能詳細については、以下「OSごとのIISの仕様」をご確認下さい。

ご利用頂いているサーバーのOSのバージョンは、利用しているドメインのウェブサーバーのユーザーページ(コントロールパネル)へログインし、ユーザーページ左下の「ご利用バージョン」欄に記載されています。

OSごとのIISの仕様
機能Windows Server 2016Windows Server 2019Windows Server 2022
IIS10.010.010.0
ASP
ASP.NET 2.0 (3.0 / 3.5)
(C# / VB.NET)
ASP.NET 4 (C# / VB.NET)4.74.74.8
ASP.NET MVC○(お客様にて Binフォルダーにアセンブリをアップすることが必要)
最大要求エンティティ12MB (HTTPでのファイルアップロード可能容量に相当します)
Rewrite Module
PHPPHP7.1(FastCGI)PHP7.4(FastCGI)PHP8.2(FastCGI)
CGI (Perl) / SSI
web.config
.htaccess(アクセス制限)×
StateServer
BASP21x
(Windows専用サーバーでは有償オプションによるインストールに対応)
ASP / ASP.NET の動作するディレクトリについて

ASP/ASP.NETは、すべてのディレクトリで利用可能です。なお、ASP/ASP.NETの実行ユーザーは、IUSRではなくお客様のユーザーになります。

ASP/ASP.NETの動作する拡張子について

拡張子として .asp がASPとして、.aspx がASP.NETとしてご利用頂けます。ASPやASP.NETアプリケーションを動作させる際に、パーミッション(ファイル権限)の設定は必要ありません。ASP/ASP.NETはお客様のユーザーで実行されますので、標準の設定のままでアプリケーションからファイルに書き込みを行うことができ、ディレクトリやファイルの権限の変更は必要ありません。

ASP/ASP.NETの動作モードについて

アプリケーションプールの.NET Frameworkのモードは、Windows Server 2016/2019をインストールしている専用・共用サーバーでは、標準でバージョン「v4.7」、Windows Server 2022をインストールしている専用サーバーでは、標準でバージョン「v4.8」で、要求モードは「統合」が選択されております。

ユーザーページのサイト・アプリ操作機能を利用することで、バージョンは「v2.0(3.0/3.5)」と「v4.7またはv4.8」から、要求モードは「統合」と「クラシック」から任意の設定に変更できます。

ASPプログラムの親パスの設定について

ASPプログラムにおいて「..\」表記での相対パス指定はセキュリティに危険が生じる可能性があるため、利用できません。プログラム内で親パスを指定したい場合は絶対パスで指定してください。

ASP.NET MVCの利用について

ASP.NET MVC は標準ではインストールされておりませんが、お客様権限でBinフォルダーに必要なアセンブリをインストールすることで、アプリケーションを動作させることが可能です。

ASPプログラムの負荷について

共用サーバーの場合は、非常にサイズの大きなスクリプト、メモリを大量に浪費するスクリプトは、他のお客様のご迷惑になりますので、ご遠慮ください。

ブラウザーでファイル名を省略してアクセスした場合について

ブラウザーでファイル名を省略してアクセスした場合、index.aspx index.asp index.cgi index.php Default.htm Default.asp index.htm index.html deault.aspxの順に検索をし、見つかったファイルを表示します。いずれのファイルも見つからなかった場合は、403 Forbiddenエラーを表示します。

アイドル状態のタイムアウトについて

アプリケーションプールのアイドル状態のタイムアウトは標準で40分に設定されております。タイムアウト時間は、ユーザーページのアプリケーションプールの設定変更で、変更可能です。

Microsoft URL Rewrite Moduleについて

URLの書き換えなどが行える、Apache での mod_rewrite に相当する機能です。web.configに記述することで利用します。記述方法についてはMicrosoft公式サイト(外部サイトへのリンク)をご覧ください。

ASPプログラムからのメール送信について

メール送信の際、SMTPサーバー名は「localhost」、ポート番号は「25番ポート」をご利用下さい。外部のSMTPサーバーはご利用できませんのでご注意ください。

BASP21について

ASP、ASP.NETなどから利用可能な、メールの送受信やファイルのアップロード機能をもつ汎用コンポーネントです。Windows共用サーバーではご利用になれません。Windows専用サーバーでは、有償オプションでインストールを致します。ただし、ライセンス料金も発生いたします。使用方法については、BASP21公式サイト(外部サイトへのリンク)をご覧ください。

外部のWebサーバーをご利用になる場合について

有償となりますが、弊社DNSのレコード(ZONE)を変更することで、通常のウェブサーバー用のURLである「www.ドメイン名」を外部のウェブサーバーへ向けることができます。また、www以外のサブドメインも外部のウェブサーバーへ向けることができます。

詳細につきましては「独自ドメイン」の「DNSのレコード(ZONE)、及び、レコードの編集について」をご確認下さい。