メールソフトの設定(POP)/ Thunderbird 115
Mozilla FoundationのThunderbird 115 の設定方法(受信方法:POP)をご案内いたします。
メールソフト設定方法(POP)
このマニュアルは、Thunderbird 115 でのメール設定方法(受信方法:POP)です。
メールの受信にIMAPの使用をご希望の場合はThunderbird 115 メール設定方法(IMAP)をご確認ください。 ただし、IMAPが使用できるのは、AlmaLinux9系・CentOS7系のサーバーを利用している方と、CentOS6/5系の専用サーバーかマネージドVPSでIMAPオプションを利用している方に限ります。
※ 【代理店制度で、CentOS 7系以前のサーバーをご利用のお客様】Thunderbird 115はSSL接続に使用するためのサーバー側の証明書が対応していない形式のため、「POP over SSL」「SMTP over SSL」の設定が出来ない場合があります。ただし、専用サーバーとマネージドVPSをご利用のお客様については回避が可能な場合がありますので、サポート窓口までお問い合わせください。
※Thunderbird 115 メールは「APOP」には対応しておりません。Cent OS5系のビジネス・パーソナルシリーズのサーバーを利用している方でIMAPオプションご利用者以外は、ユーザーページ:パスワードの設定でAPOPの設定ができますが、APOPを「利用する」に変更されている方は、「利用しない」ように切り替えてください。
アカウント作成方法(送信:SMTP over SSL / 受信:POP over SSL)
1.Thunderbird 115を起動
Thunderbird 115 を起動し、トップ画面に表示されている「メール」をクリックします。
- 図1.アカウント選択
2.基本情報の入力
「既存のメールアドレスのセットアップ」の画面が表示されますので、任意の名前、ご利用になるメールアドレス、パスワードを入力し、「手動設定」をクリックします。
- 図2.アカウントの追加
3.手動設定の項目を入力
各項目に以下の通り入力の上、「再テスト」をクリックして下さい。
「ホスト名」の項目については、お客様のサーバーホスト名を入力する必要があります。 なお、一部の代理店制度のサーバーでは、サーバーホスト名での入力ができないため、代理店制度のお客様は、入力する内容についてサポート窓口までお問い合わせください。
共用サーバーのサーバーホスト名は、「共用サーバー名.sppd.ne.jp」になりますので、お客様のドメインがどの共用サーバーに属しているかを検索する必要があります。→所属サーバーの検索方法
専用サーバーとマネージドVPSでのサーバーホスト名は、ご契約時にお送りした「サービスセットアップ完了のお知らせ」メールをご確認ください。
- 受信サーバー
-
- プロトコル:POP3
- ホスト名:サーバーホスト名
- ポート番号:995
- 接続の保護:SSL/TLS
- 認証方式:通常のパスワード認証
- ユーザー名:メールアドレスのユーザーID
- 送信サーバー
-
- ホスト名:サーバーホスト名
- ポート番号:465
- 接続の保護:SSL/TLS
- 認証方式:通常のパスワード認証
- ユーザー名:メールアドレスのユーザーID
- 図3.メールアカウント設定
4.アカウント設定のテスト
「再テスト」をクリック後、問題が無ければ以下の画像が表示されます。その後、右下の「完了」をクリックすることでメールアカウント設定は完了です。
- 図4.アカウントの確認画面
SSLを使用しないアカウント作成方法(送信:SMTP / 受信:POP)
メール送受信時の通信を暗号化しない場合の設定方法をご案内します。
※ ここまでの設定で通常のメール送受信は可能です。SSL証明書の警告などの関係上、SSLを利用しない方のみ任意で設定してください。
1.Thunderbird 115を起動
Thunderbird 115 を起動し、トップ画面に表示されている「セットアップするアカウントを選んでください」の「メール」をクリックします。
- 図1.アカウント選択
2.基本情報の入力
「既存のメールアドレスのセットアップ」の画面が表示されますので、任意の名前、ご利用になるメールアドレス、パスワードを入力し、「手動設定」をクリックします。
- 図2.アカウントの追加
3.手動設定の項目を入力
各項目に以下の通り入力の上、「再テスト」をクリックして下さい。
- 受信サーバー
-
- プロトコル:POP3
- ホスト名:サーバーホスト名
- ポート番号:110
- 接続の保護:なし
- 認証方式:通常のパスワード認証
- ユーザー名:メールアドレスのユーザーID
- 送信サーバー
-
- ホスト名:サーバーホスト名
- ポート番号:587
- 接続の保護:なし
- 認証方式:通常のパスワード認証
- ユーザー名:メールアドレスのユーザーID
- 図3.メールアカウント設定
4.アカウント設定のテスト
「再テスト」をクリック後、問題が無ければ以下の画像が表示されます。その後、右下の「完了」をクリックすることでメールアカウント設定は完了です。
- 図4.アカウントの確認画面
5.警告が表示された場合
「〜への接続は暗号化されません」という内容の警告が表示されるので、「接続する上での危険性を理解しました」にチェックを入れ、「確認」をクリックすることで設定は完了です。セキュリティを強化する場合は、POP over SSL、SMTP over SSLの設定を行って下さい。
- 図5.警告画面